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傾聴カウンセリング・傾聴セラピー 

傾聴とは、目で耳で心で聴くことです。傾聴をご紹介します。

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看護カウンセリングの進め方

患者との出会い、本題、別れに大きく分けることができる。



看護カウンセリングの特徴は、患者との出会いが特定の部屋でというよりも、むしろケアをしながら出会っているということである。

例えば、あるカウンセリングでは、時間を約束し、部屋も用意されている。

そこはプライバシーが保つことができし、静かで、ある程度心地よい部屋で行われているカウンセリングだ。

一般的にカウンセラーが行うカウンセリングというのはそのようなものだ。

しかし、看護師が行うカウンセリングは、そういうことはほとんどなく、よくて診察室や処置室の隅、あるいは面会室である。

どちらかといえば、ベッドの脇で、ケアをしながらカウンセリングをするのが看護カウンセリングの特徴である。

カウンセリングだけのために患者に会うのではなく、ケアをしながら行っているところにも特徴があるといえる。

バイタルサインの測定をしながら、カウンセリングをする。

看護師は、バイタルサインの値や、その読み取った値をどう患者に伝えるかということが気にしながら、同時に、患者の心の中も気にしていくのである。

患者に数値を伝えた後に、「何か心配なことはありませんか」と一言問うとか、あるいは検査があって、「何か心配なことがありますか」と一言問うとか、そこで患者に問いかけをするかどうかが大きな違いになってくる。

もし患者に深い心配事があれば、看護師は時間の使い方を考えなければいけない。

今すぐに時間が取れるのか、それとも次の患者のケアをしなければならないのかによって、対応がだいぶ異なってくる。

時間があればその場で話を聴くことができるが、そうでないときは、自分の一日の中で時間を作れるかどうかということをそこで考える。

緊急な心配事の場合を除いて、患者はほとんどの場合、看護師の決めた時間に会うことで納得してくれるものである。

別れのところになるが、出会いから30秒〜1分ぐらいのこともあるが、それでも次をどういうふう伝えて患者と終わりにするかどうかは大事である。

看護カウンセリングの始め方として効果的なのは、時間を決めることである。

例えば、「○分ほど時間があります。それでよろしいですか」と尋ねる。

患者が「わかりました。○分で構わないので話を聴いて下さい」となったとすると、お互いにとても楽である。

時間を指定することにより、その時間でやめることができる。話の途中でも、次の予定があると言えば、たいてい納得してくれる。

時間の指定は、看護カウンセリングをとても楽にしてくれる。

看護師はその時間を患者のために使い、患者はその時間は聴いてもらえると思える。

3分である程度話はできるが、5分だと結構話ができ、ちょっと深い話でも一つのまとまりがつく。

カウンセラーは、普通1時間のカウンセリングをするが、これを看護師が行うのは厳しい。

話を1時間聴くというのは大変なことで、何を聴けばいいのだろうと思ってしまうぐらいである。

臨床で働いている看護師は、「時間がないから、私たちは患者の話をゆっくり聴くことができない」と言う。

しかし、時間があればゆっくり聴けるのか、1時間あればそれに見合っただけの話を聴けるのかというと、これには大変な技術が必要とされる。

かえって3分〜5分ほどで一つの話を聴いていく技術を習得していくほうが現実的であるし、看護も行うことができる。

よく考えてみると、すべての患者と5分間話をするのは無理かもしれないが、“今日”話を聴いてもらいたい患者というのは、全員ではないかもしれない。

そう考えていくと、日勤で4人の看護師がいて、1人につき3人の患者や家族の話を聴けば、12人の話を聴くことができる。

お互いにそれぐらいの時間をとれるような病棟の文化をつくっていけばできることである。

ある循環器の病棟では、午後2時〜3時までをバイタルサインの測定の時間とし、バイタルサインの測定をしながら、ベッドサイドで患者の話を聴くことになっていた。

緊急のケアの場合を除き、その時間に別のケアは入れない。

このように病棟の1日のスケジュールの中に、はっきりと話を聴く時間をとっている。

もちろんそこに緊急の検査から帰ってくることなどがある場合はそれに対応するが、なるべくそういうことは主任や師長が対応するようにする。

電話取りも何もかもナースステーションの仕事をするのは主任と師長で、スタッフは病室に行くようにした。

そして別の時間帯に主任と師長は患者のところを訪れた。

ナースコールを取ることや電話を受けることをためらう師長もなかにはいる。

ナースコールが取れて動ける師長もいるが、「あとのケアが困るからナースコールは取れない」という師長もいる。

すべてがこのようではないかもしれないが、もしケアができないのであれば誰かに頼むというふうにしても構わないのである。

できないことを求めず、お互いに遠慮なくチームを組めばよい。

できる範囲でお互いの力を活用しながらチームを作ればよいのだ。

そういう時間を何らかの形でつくるか、もしそういう決まりごとがないのであれば、自分の1日のスケジュールの中で、3分、5分という時間が本当に作れないかどうか考えてみる。

特に、困難な患者に対しては、逆に話を聴くことによって、その困った現象がなくなってくることもあるのだ。

透析の外来の患者で、一度水を全部抜かずに(抜きすぎると血圧が下がってしまうので)帰宅したところ、その日はとても具合が悪かったので、それ以来全部抜いてほしいという人がいた。

そうしないと気が済まないのだ。医者としては、「血圧が下がるから全部は抜かないほうがいい」と説明するのだが、患者は「抜いてほしい」と言う。

実際に抜いてみると具合が悪くなり、患者は「もうやめてくれ」と騒ぎ出す。

毎回このくり返しなので、スタッフの間では、その患者が診察に来る日は嫌だというマイナスの感情が生まれてしまう。

そこに、別の看護師が入って患者の話を聴いていくと、「過去にそうだった」とか「自分が具合の悪いまま家に帰ると、家族に迷惑がかかる。

それは嫌だ。

先生や看護師の言っていることはわかるが、自分ではそうしたい」など、いろいろと話し始める。

そうして話を聴いているときに、また別の看護師が来て、「今日はあまり抜かないようにしましょう」といつも通りの対応をすると、患者は話を聴いてくれている看護師に相談をする。

その看護師が、「今日はこの看護師さんの言うとおりにしてみましょう」と言うと、患者は「今日はそうするよ」と言う。

今の話題だけを話していると騒ぐが、何故そのような心配をしているのかということを聴いてみると、患者本人がいろいろ考えていることがわかり、そういう話をした後にいつもと同じ対応があっても、患者は変わるのである。

スタッフでそのことを話し合うと、「あの患者が家族の話をしたなんて初めてのことだ」という意見が出たが、それは看護師が聴いていないのだから、患者がそんな話をしないのは当然のことだと気がつく。

ゼロの気持ちになって聴いてみて、困り者扱いされている患者が、自分なりの心配事を抱えているとわかると、スタッフの患者に対する見方が少し変わってくる。

今までの積み重ねがあるので急に変わることはできないが、「私も今度ゆっくり話を聴いてみようか」という看護師が出てくる。

そして1ヶ月もして看護師の患者に対する理解が変わってくると、患者も変わって、困ったことが減ってくるのである。

そのときゆっくり話を聴いた看護師は、聴いたといっても10分間で、長い時間をかけているわけではない。

長い時間をかける必要はないし、患者もそんなに語れるものではない。

それが看護カウンセリングの特徴なのである。

ケアにかなりの時間がかかったり、あるいは何回も繰り返したり、難しいことを言ってくる患者の対応にはかなりの労力を使うし、看護師も感情をゆさぶられてしまう。

だから当たりが強くなってしまい、平静な言葉で言ったとしても当然態度は固くなってしまう。

患者もそれを感じ取るので、当然気分はよくない。

そういうやり取りが起きていることを考えると、看護師が少しカウンセリングのアプローチをしていくことで、かえって時間を有効に使うことができるようになる。

時間だけを考えてみると、話を聴く時間を取ったほうが、全体のケアにかかる時間は短くなり有効に働くのである。

看護カウンセリングの進め方は、大きく出会いと本題と別れに分けられる。

看護師が患者にカウンセリングをする場合、この3つの時間をどれくらいにするかということを考えておかなければならない。

出会いは突然起きることが多く、患者のところへ行って、「今日は何か心配なことはありませんか」と尋ねて、「何もありません」と言われればそれで終わるし、聴いてほしいとなれば事が始まる。

その後、自分に3分でも5分でも時間があれば、この先どのように話を進めていくかということを考えて、少し気軽な話をしてから、できるだけ早く本題に移るようにする。

この本題を早く見つけることが重要になる。患者は、最初から本題を言うことはあまりない。

むしろ、何となくほのめかすような言い方をしたりする。

「検査とは何なのか。受けなくてはならないのか」といった意味合いで言う。

そうすると、何が本題なのかよくわからない。

そういう表現をしながら、心の中で思っていることを伝えるのである。

また、「ここは説明を1度しかしないのか」という言い方をする人がいる。

何を言いたいのかさっぱりわからないが、何か怒っているらしいということは伝わってくる。

怒っているようにみえるが、実は「この処置の仕方がわからなくて困っているからどうしたらいいのか教えてほしい」という思いを、ただそれだけの言い方しかしないのである。

そして、人によってはいきなり看護婦を威嚇すような表現をしたりする。

しかし少し説明をすると、「わかった。どうもありがとう」となっていく。

このような場合、何が本題なのかわからないのだ。おそらく患者は最初から本題は言っていないので、そこで看護師が問いかけていくことが必要になるのである。

次に別れで、終わり方をどうするかである。

今日これで終わりにしてよいのか、後に続くものなのか、場合によってはまた明日ということもあるし、他の人に引き継ぐということもある。

そのことは主治医の先生から話すこともある。

出会いでは、比較的気楽な会話から入っていったほうがよいときがある。

お互いにわかっていることとか、「今日は検査あるんですけどどうですか」というように気軽で親しみのわく会話がよい。

本題の後のほうでは、「お話して下さってありがとうございます」とか、「話をしていただいたのでよくわかりました」、ということを伝える。

「今日お話を聴いて、そんなふうに考えているんだということがわかりました」とか、もしかしたら、こちらが率直に謝罪しなければならない場合もあるかもしれない。

謝罪すべき場合は謝罪する。

患者のほうに誤解があったと思ったときは、患者の話を聴き、その結果患者を否定するのではなく、事実だけを言っておく。

「あなたは誤解しています。私たちはこういう意味で言ったのです」というふうには言わず、「私はこういうふうに伝えました」ということだけを言っておく。

そのときは「何を言っているんだ?」と思うかもしれないが、その後、患者は考えているうちに、自ら気づいていく場合が多く、そのほうがかえって効果的である。

相手が誤解している場合は、その場で全部解こうとしないほうが、患者の気持ちと時間を考えると有効なのである。

時間が充分あればとことん話し合ってもよいが、短い時間でこのことを話し合っていくと水掛け論になっていく。

長くなればなるほど、看護師もだんだん時間がなくなってくるので、落ち着きがなくなっていく。

それよりは、こちらがしたことの事実のみを言っておく。

その時点で解決しなくてもよいのである。

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